桜解き

御所解(ごしょとき)文様とは、を簡単に説明するのは難しいです。こんな感じのものですということで、現物をご覧いただくのが一番早いというところは、琳派を説明するときに似ています。小さな草木や花の柄が多くあって、その中に庭園や御所車や御簾やいろんなアイテムが紛れ込んでいるのもあります。

博物館にある昔の小袖には、御所解文様のものを多く見る事ができます。江戸時代の裕福な武家の女性は(当時は御所解という呼び方はしていなかったようですが)この文様の中に、好きな物語のアイテムなどを配して教養を競ったともいわれています。

何故、御所解という名前がついたのかは不明ですが、隠されたテーマを見つける謎解き的意味もあるのかもしれません。ちなみに、公家が着ていたのが御所解で、武家が着ていたのが江戸解という説は、昭和の時代になって、知ったかぶりの人が勝手に作った作り話らしいです。御所解も江戸解も同じと解釈して良いと思います。

御所解は四季の花木が描かれていることが多いのですが、その中でも季節限定の花にして、さりげなく季節感のこだわりを盛り込むという小技を使うことがございます。小さいけれど、描かれているのは桜と松のみということで、春の中でもさらに限られた期間限定です。桜も浜松では散り始めていますので、桜柄は着納めです。