桜と満月

もう4月も終わりです。少し前の話になりますが、「今年は桜の花を長く楽しめた」らしいですね。京都の草木染めに詳しい大先生が曰く、「今年の桜が良かったのは、満月と開花が重なったから」なんだそうです。

樹木は根から水を吸い上げていますが、満月の時には、その吸い上げの力は普段よりも力強く、大地の養分を存分に枝の隅々に行き渡らせることができ、そうして咲いた花には風雨に負けない強く美しい花になるのだそうです。

草木染めに花を使うときには、満月の時に収穫し、根っこを使う時には新月の日に使うのだそうですが、月の潮汐力を考えると、収穫の時間は共に夜ということなのでしょうか、、。奥が深そうです。

草木染めというのは、自然から頂く色というわけですが、大先生によると、近年の科学的な研究では、草木染の色と化学染料の色では同じ色でも、人間は草木染めの色に好感を示すという報告があり、その色を科学的に分析すると、なんと、目に見えないはずの波長領域に違いがあった。というのです。

草木染めも凄いけど、人間の目も凄いというお話です。写真は今月はじめの、京都、円山公園での夜桜とほぼ満月。今日も満月。今夜もどこかで、花の収穫が行われるのでしょうか?