きものそもそも(3)

奈良時代、文化的には天平時代というようですが、着物の文様にも天平文様というのがあります。正倉院展で見られる御物にも天平文様が多く、シルクロードを通って伝わったペルシャの文様や仏教文化と共に入ってきた文様なのですが、大陸から渡ってきた、そのまんまを取り入れいるので、大陸のおおらかで、ゆったりとした感じや、あっけらかんとした明るさだったり、自然のダイナミズムを感じるようであったりします。

まだ、日本文化が日本らしさというものが定まっていない頃、といっても、日本らしさってなんなのか、いつから定まったのか?まだ定まってないのかは、わかりませんが、この時代がベースになって日本独自の文様が誕生してきたのかな?と思います

京濱も、帯や着物で、この天平文様を使うこともございます。シルクロードの直輸入柄なので日本的であり異国情緒もあり、日本の一番古い文様なのにモダンな印象を与えるというのが面白いですね。

しつけ話

暴力に敏感な現代です
アンパンマンのアンパンチすら
批判される時代

体罰も科学的に分析されて
ゲンコツの類も言語道断で
教育には全く意味がないとされ

ひと昔前の人だったら、
子供の躾(しつけ)をどおすればいいのか
わからなくなるでしょうね

着物の躾はしつけ糸。
仕立てあがりの着物には
袖や裾まわりにつけてあります

とるのが面倒だから
とって納めてほしいとい方もいらっしゃいますし

しつけ糸をとりながら
着物を着る気分が盛り上がっていくのよ
と、言う方もいらっしゃいます

お母様のタンスを開けたら
しつけ糸がついたままの着物がいっぱいあって
着ないまま置いといて、もったいないと思った

というお話も少なくありませんが
以前は、シミ抜きや丸洗いなどのお手入れをした後は
しつけ糸をつけてお返しした
という慣習がありましたので
しつけ糸がついているからといって
着ていない着物ではない
ことも多いです

昨今はしつけ糸をとるのが面倒という方が多いので
お手入れの場合はしつけ糸は付けません

たまに、しつけ糸がついたまま着ていらっしゃる方が
見受けられます。くれぐれも、しつけ糸はとりましょう。

秋どす。暑いどす。

30度超えの京都に行きました
暑いけれど、お料理は秋満載
秋の味覚を堪能しました。

業界人の集まりで
会った人は単衣がほとんど。
袷の人は、花街の芸妓さんだけ
それでも襦袢は単衣でした
当り前。

舞妓ちゃんだけは、
10月は単衣なのだそうです。
10月のだらりの帯は染め帯です。
それはともかく、京都某所で、
某きもの雑誌の編集者の方々にお会いし、、

10月の普段着は単衣で過ごすということは
ほぼ、当り前になっているけれど
ちゃんとした?場所には、袷でなくてはいけない
という時代錯誤のルールはまだしっかりと残っていて
その古いルールをのたまわっている
お茶なのか、礼法なのかのどっかの
お偉いさんたちの頭を丸めてアップデートできるような
単衣拡大キャンペーンをしてほしいという要望を伝えました

隣にいた、某帯屋さんも
着物を着ている人は熱中症で倒れたというのが
ニュースになれば、エライコッチャ
と、同調。

単衣を取り入れて、気持ちよく着物で過ごしましょう。