人間ナンチャラ


人間国宝というと、工芸の世界では
独自の世界観を切り開いた超絶技巧の職人
というイメージがあります
と、同時になんとなく胡散臭い感じもします

ひと昔前、とある人間○宝の方の帯の展示会で
どこがすごいのか、よくわからないと思って見ていました
きっと自分が未熟ものだったんだろうけれど
それにしても作品の数が多かった

そんな時、業界の人が言うのに
あれはパートのおばちゃんが作っているんだ
なんてウソみたいな話を聞いて
なんじゃあそりゃ〜と
ビックリするよりも先に思ったことは

そうだよな〜
あれだけの量をコツコツ一人でやれるとは思えんしな〜
日本の産業はパートのおばちゃんで
支えられているんだなあと、、
実際その話の真偽は不明ですが
人間○宝になるには、

それなりの袖丈の下?ではなく
各方面への根回しが必要で
かつ認定されれば、大きなビジネスになるから
業界の問屋なり企業のバックアップなんかもあるのかな?

金の匂いのするとこには
企業と官僚の癒着があるなんて
今の行政の縮図みたいなもんを想像するのは
人間マルマルさんに失礼ですね

とはいえ、
ある人間ナントカは実際には自分では作れない
なんて、もっとすごい噂も聞いたりしますと
何が何だかわからなくなります

ある技術に特化した工芸は元々が狭い世界
世襲の技を残さないといけない
なんて伝統技術保存、保護の役割もあるのでしょうか

とある西陣織のレジェンドは人間ナンチャラを
断ったというエピソードもあって
肩書きなど気にしない超絶技巧の職人さんも
たくさんいらっしゃることは確かです

人間ナントカという肩書きで
それだけで良いもんだと、満足してしまうのではなく
ご自分のセンス、美意識でセレクトされるのが第一と思います

と、そんなオトナな事情ありきの色メガネを携えて
人間国宝・森口邦彦展に行ってきました