色彩浴

先日、恒例の色無地の会では、定番の色無地に加えて、「和小物さくら」さんの帯揚、帯〆、草履、バッグなどを店内いっぱいに展示いたしました。ほぼ柄のない、無地やぼかしのアイテムばかりでしたが、それが、逆に物理的でない、まるで空気の様な、香りも温度もないけれど、ゆらゆらと、居心地の良い空間を作りだしていたみたいで、ここに、何時間でも入れるとか、ずーとここにいたい。といった感想をいただきました。まさに「色」に癒される色彩浴。

様々な色に囲まれていて、一品一品は全然違う世界観で完結していて、てんでバラバラな色なのだけれども、ある一つの共通項があり、それは、、「上質感」でした。質の良い素材に、質の良い染色、手仕事ならではの1/fゆらぎが醸し出す品格は、それぞれが主役級にもかかわらず、ケンカせずにお互いがお互いを引き立て合い、独特の空気を作りあげるという色彩コラボレーションで、その空間からもらえるパワーによって心豊かにシアワセになる

色ってすごいね。ということに改めて開眼した気分でした。そこから、新たなるインスピレーションが沸き、新しいコーディネートや新しい自分感が発見できたという方もいらっしゃったようです。色の組み合わせで別注するという体験を楽しまれておられた方も多かったのですが、私達呉服屋が普段行っている色出し、注文とは全く異なる色合わせをされる方も多く、新しい発見、目から鱗の体験をさせていただきました。色の組み合わせの可能性は無限です。