昨年末に買った鉢植えの桑の木に実がなって、真っ黒に完熟した甘ーいものだけ摘んで食べるのが毎朝の日課になっています。お蚕さんを1匹でも連れてきたら、あっという間に葉っぱを食べ尽くされそうですが、実がなくなったら、葉っぱにも体にいい成分があるようなので、天ぷらにして食べようと楽しみにしております。
半世紀ほど前、小学生だったころ、社会の授業で地図記号を覚えたとき、桑畑のマークがやたらと出てきて、どこにそんな畑があるんだあ?と、その当時には地方の浜松にも、既に桑畑なんぞどこにもなく、そんなものを覚える意味があるのか?と思った記憶があります。
昔は全国どこでも蚕を育てて絹を作っていたのでしょう。今や国産は1%以下。輸入品は中国やブラジル産がほとんどで、今の国際情勢をみれば、絹というのも不安定な資源になるのかもしれません。すでに、ここ数年、絹の価格は上昇ぎみで、この円安でさらなる値上げもほぼ確実の様子。
絹作りは桑作りです。農業です。桑の葉をたくさん食べて蚕が大きくなるので桑畑がたくさん必要です。かつては世界一の生産量だった日本の絹。でも養蚕はキツイ、汚い、くさい?の3Kのようで中々大変なお仕事ですが、国産を見直すのも呉服業界の課題なのでは、、。
絹にはバイオテクノロジー方面にも新たな使い道があるようですし、もう一度、小学校生が桑畑の地図記号を覚えるくらいに緑豊かな景色が復活すればいいなと、桑の実を食べながら思う今日このごろです。

