SDGsと着物

着物は解いて仕立直すことを前提につくられており、別のサイズにもできますし、着物から羽織へ、羽織から帯へなど、形を変えることもできます。

つまり、資源を有効に使うという日本古来からの生活の知恵の産物で、現在、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の17の項目のうちの12番目である「作る責任、使う責任」の中にある以下の指標に通じるものと思います。また、その他の指標にも関心を持ち、地球環境の保全に微力ながら貢献をしたいと思います。

昨今では、着物の生地でマスクを作ったりして、生地の活用法は様々です。皆様のお手持ちの着物も、もう使えないとか、時代遅れではと思われていても、形を変えたり、色を変えたりすることで、何かしらの活用法をご提案させていただけると思いますので、簡単に処分するのではなく、京濱へご相談いただければと思います。

また、これを機に、SDGsの他の目標にも関心を持っていただければ幸いです。

国連のサイトはこちら
参考:SDGsのゴール12の中の指標4と5

12.4  2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフ サイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実 現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃 棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。

12.5  2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利 用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。


お着物のお手入れの様々な手法を解説します

 

お着物は、縫い糸を簡単に抜いて
解ける様に縫ってあります。
なおかつ、洋服のような曲線裁ちではなく、
直線裁ちなので、解いて布の端同士を繋げる
と、元の反物(たんもの)の状態に戻ります


その状態にすることで水で洗ったりして
汚れ落としをすることができます
この作業を「洗張り」といいます


「洗張り」をすることで
元々着物だったものを、
羽織やコートに作り変えたり
大きな着物や、小さな着物に
作り直すことができます

羽織やコートを着物にするには
別布を接ぐ必要がありますが
半纏や名古屋帯、バッグにする
には足さずにできます


また、洗張りをした状態であれば
染めかえすることができます
元が無地のものなら
小紋や訪問着に染めることもできます


小紋や江戸小紋は、
柄の上から色を掛けることもできます
この作業は目引きといいますが
元の柄はそのままで
印象が変わりますし
シミなどを目立たなくする
ことができます


染めかえの他にも刺繍を加えることで
着物や羽織がバージョンアップします
袖口や身頃などお好きなところに
デザインをご相談しながら加えます


色無地や訪問着は背紋を入れることで
格があがります。小紋や紬でも
デザイン刺繍紋ならお洒落になります


袷の着物でしたら、表の生地はそのままで
八掛の色を変えることでも印象が変わり
リフレッシュすることができます
原色の八掛は中間色にすることで
現代的で着やすくなります


着物のメンテナンスで大切なのは
シミ抜きです。
目立たないシミもそのままにしておくと
変色したりカビがついて
生地が弱くなったりします
汗シミも見落とすことなく
処置しておくことが大切です

シミが取りきれない場合でも、
金彩や刺繍をして隠すこともできます


着物の収納で注意すべきは
ムシではなく、湿気です
1年に1度は着物を広げて
陰干ししたいものです
面倒でしたら、京濱へお持ちください


着物は襦袢や羽織、コートなどが
統一した寸法でなければ
綺麗な着付けができません。
特に、裄や袖丈は
着付けでの調整ができません
バラバラな寸法のものがあれば
オフシーズンに統一しておくのが
おすすめです
部分的な寸法直しで対応できます


着物を雨や飲み物などから守るのが
ガード加工です。お手入れもお安くできる
パールトーン加工がおすすめです。

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