国展に行きました。
作家さんというのは、ご自分の世界観を作らないといけない
作品を見れば作者が誰なのかわかる
でも、その小さな世界の中に自分自身を閉じ込めてしまっている
これしかできないの?と感じてしまうと魅力も半減します
巾の広い、奥行きのある世界観を作るのは難しいのでしょう
たまたま、会場に知っている作家さんがいらっしゃいました
その方の作品は、あれ?この方はこんな作品も作るんだ
と思ったのですが、お話を聞くと、染めたときに色が思ったように出なかった
この作品には満足していない。今回はうまくいかなかった。
と、笑顔でお話くださった。
ベテランさんでご自分の世界を作られているのに
新たな世界にチャレンジされているんだと感じました。
そんな中、新人さんたちもチラホラ。
まだ、世界観が先輩たちの影響を受けていると感じてしまうけれど
ここからどうの様に世界を作っていかれるのか、楽しみです
いきなり暑っ
昨日の夜から寒くないなあと思っていたら、今朝、着物を着ようとして、昨日まで着物も襦袢も羽織もオール袷だったのに、暖かくて、袷は無理と思って単衣のおぼろ綿の着物に、洗える加工をした紋紗(絹)の襦袢を着てみたら、全然寒くない。
車に乗ったら、窓を開けなければ暑くてたまらんし、窓を開けたら、いっぱい花粉を浴びると思いつつもエアコンをかけるのもなんだかなという事態な本日でございました。それでも、明日は少し冷えるようで、皆様着るものには注意いたしましょう。写真は分かりにくいですが、正座をして襦袢の袖口から覗く紋紗の襦袢を撮ってみました。絞りの柄づくしの着物で、襦袢みたいとか、落語家みたいとか言われたりしましたが、総柄は全く気にならず、シワや多少の汚れも目立たず、軽くて動きやすいので仕事着には快適です。
横段の着物は衽と前身頃で段を互い違いに変える事が多いのですが、衽から前身頃、後身頃と段を全部揃えると、どんな感じかな?くどいかな?と思いながらやってみたところ、意外に気にならないし、逆にスッキリ見えるかもと思いました。
今月は毎年恒例の「ひとえ展」でございます。以前はもう単衣ですか?という方もいらっしゃいましたが、2月から単衣ものがメインでお求めいただいており、ようやく単衣の会という感じになってしまいましたが、お楽しみに。ご来店お待ちしております。
ないない教
お着物をご覧いただきながら、色々と品物を出していくと、「あ〜これは、もうできないです」という、職人さんが引退したり、メーカー自体が廃業したりして、新しく作ろうと思ってもできない品物というのがポロポロとでてきます。
京都に仕入れに行っても、前あったこういうのないの?と聞くと、もうできないです。機場がやめました。とか職人が病気でとか、ロットがないとできないとか、そんなのばっかりで、なんだかな〜と思うのですが、まだまだ、努力して手作りの良いものを作っていっている職人さんやメーカーさんがいらっしゃるので、こちらの要望もなんとか形にできている、そんな昨今でございます。
先日は風呂敷ふぇあで京濱コレクションの風呂敷を店いっぱいに広げてみたら、お客様も、どれにしようかと、はたまた、どれを誰にプレゼントしようかと、着物よりも悩まれる方続出でしたが、そのときも、「これ、もうできないです」「これは今作ってないです」とこちらも連発で、ないない教の信者かというぐらい、「ないない」言ってました。
写真はその中で人気だった、スカーフみたいに薄い絹の大判風呂敷。更紗柄がいろいろあって、風呂敷としてでなく色々な使い方ができる一品。
