備えより覚悟

急に涼しくなりました。ついこの前まで冷房を入れていたと思いきや、早、暖房を入れたという方もいらっしゃる今日このごろであります。とはいえ、いまだに単衣の着物に麻襦袢を着ている私は何?ここはどこ?着物は暖かいというのもあります。浜松は暖かいというのもあります。でも、それが気持ちいいのですからしょうがない。

よく言う「着物警察」に見られたら何を言われるのか?「着物警察」って何?噂には聞くけど、見てたい。会って見たい。何を言われるのか?言われた時に、その凝り固まった考え方をほぐしてあげたい。などと、いまだに単衣を来ていることの言い訳まがいの事を言いつつ、でも、明日からは冷え込むらしいので、ようやく袷を着られるのか?と妙な安堵感を感じている秋の夜長であります。

今月の始めは強烈な台風がありました。浜松の住人も、珍しい体験をし、災害の怖さを少し感じました、でも、すでに喉元過ぎた感もあり、青空を見ていると忘れるのも早いというのは、私だけ?それにしても、あの風の強さは異常です。いつまでも暖かいのも異常です。それもこれも温暖化のせいらしいですね。

単衣の時期拡大は現実ですし、温暖化の影響が年々増しているのも体感します。風も雨も凶悪?化してます、大雨が降ったりすると、着物を着ましょうなんて気軽には言えませんが、「どんなときも着物だ」という覚悟をもってしまうと、割に平気。それなりの備えもするのですが、日頃から、着物で避難、道が川になったときは、着物でゴムボートに乗るのだ!と思っていると、台風くらいではビクともしませんよ。備えあれば憂なしといいますが、覚悟あれば憂なしと言っておきます。

多少、やせ我慢もあるかもしれませんが、こんなとき、着物だったらどうするか?など考えているとオモシロイです。お試しください。

1990年代の記憶

自動車レースのF1、今よりも排気量が大きく、コンピュータ制御なしのアナログなエンジン、ドライバーを守る安全装置もほとんどなく、ドライバーのテクニックと根性がむき出しのバトルをしていた時代、不幸な事故もいっぱいありました。そんなレースを熱中して見ていたものです。赤いフェラーリのマシンのコックピットに真っ赤に燃える闘志が見えるようなドライバー、ジャン・アレジ。レース成績は印象に残っていないけれど、熱い走りは好きでした。同い年でもありますし、、。

そのアレジの娘さんが、つまりゴクミの娘さんが、「家庭画報別冊きものサロン」で京濱の帯を締めて掲載されております。でも、、ゴクミと言って通じるのは何歳以上なのでしょうか?ゴクミとアレジの繋がりを基礎知識としてもっているのは何歳以上?そもそもアレジを知らない人も多いのかも。というわけで、だから何?なのですが、20年以上前、F1レース観戦に夢中になっていた頃を懐かしく思い出しました。です。

今日から秋、え、嘘やろ

先日、危険な暑さの中、京都に行きました。もちろん着物で。襦袢と羽織のフル装備です。京都といっても神社仏閣巡りではなく、お仕事の問屋さん巡りです。

駅から問屋街まではタクシーですが、問屋間の移動は炎天下の徒歩、5分の時もあれば20分くらいの時もありましたが、38度にもかかわらず、汗ダクになる事もなく、少なくとも半衿が汗に濡れるということはなく、想像よりは楽に過ごせました。

その勝因?は、着物の蓄冷効果だったのではないか、と一人分析してみました。問屋さんでの打ち合わせ、商談の間に冷房の冷気を着物の中に蓄えたおかげで、外の熱気に晒されてても、逆に暖かさが心地よく、再び冷房に入ったときにも急に冷えるのではないのでヒートショックが少なかったのかな、と思います。

襦袢は麻、着物は絹麻、羽織は絹だったのですが、素材による、または、素材の組み合わせによる蓄冷効果の差とかあるのかな?というギモンを抱きましたが、これの体感テストをするには、暑さに気力が勝てないかもしれません

そんな、こんなでも、今日は立秋。9月に入れば夏物終わりで、その1ケ月後には袷を着るという。そんな気候に本当になるのかと、今年は秋も冬も来ないのではないかとさえ思える今日このごろですが、皆さまには、冷房と共に快適な着物シーンをお過ごし頂けることを祈願しております。