まだインバネス

5月のはじめにお仕事で京都に行きました。着物も襦袢も羽織もオール単衣。昼間、車に乗っているときは羽織を脱いでいても窓を全開にしないと暑かったです。それでも夜になると羽織の上から袷のインバネスコートを羽織らないと寒いという寒暖差の激しい1日でした。そういえば夕方雨も降ったからなおさら冷えたのかもしれません。天気予報を確認して夜は10度らしいということでインバネスを持参したのでよかったです。夜行った焼き鳥屋さんからホテルまでぶらぶらと1km以上ほろ酔い歩きで帰れました。

着物は、襦袢と着物までは着てしまったら脱ぐことはできないです。洋服だったら脱ぐことを前提にして、シャツの下にTシャツとか着ておけば暑くてたまらんかったらTシャツになることもできるけれど、着物はそうはいかないので、襦袢と着物を着て、その日の一番暑い気温に合わしておくのが理想なのかもしれません。あとは羽織って温度調整するしかないので、羽織やコートも薄物、単衣、袷、肉厚の袷と各種揃えておくと、とっても心強いです。今回着たインバネスコートは袷だけれども真冬用じゃなくて早春&晩秋用のサラッとしたウールで、真冬用は厚手のカシミヤのトンビでそれにプラスしてマフラーで完全防寒できます。

メモのような日記に時々明け方の予想気温を記録しているのですが、今年は昨年よりも明け方の気温が低いです。それでも夏日の報道があちこちでされるのをみると、きっと昨年よりも気温差が激しいんだろうと想像するのですが、毎日長時間爆睡してしまうのは年のせいというよりこの気候のせいなのかもしれないと言い訳しつつ、年のせいもあるかもと、体をねぎらわねばと今日も睡眠が楽しみな今日このごろです。

お仕事の後はカキツバタで有名な太田神社に行きました。上賀茂神社のすぐ近くにある小さな社ですが静かな木々の中で観光客も少なく、ここにしかいないというカエルのハスキーボイスなゲコゲコの声をききながら癒される空間を楽しみました。イングレスというゲームのポイントにもなっていたので、レゾネータ8を奉納させて頂きました。(知らない人には何のこと判りません。すみません)数年前にいったときには、まだ早いかなという感じの咲きかげんだったカキツバタも温暖化のせいか満開の見頃で堪能いたしました。それから車で5分くらいのところにある今宮神社で名物の炙り餅を食べて帰りました。きなこと味噌の味付けが美味しかったです。