1枚より2枚が涼しい

先日、恒例の?大相撲名古屋場所に行ってきました。浜松は海風もあり、地理的にもフェーン現象とは縁が薄いので、騒がれているほど暑くないのですが、名古屋は暑そうだし、毎年、名古屋場所は暑い。

それでも、お出掛けは着物です。麻の着物に、麻の襦袢、麻の帯に、麻の羽織。麻ずくし。肌着だけは綿です。エアコンの効いている自宅から炎天下を徒歩10分で駅〜新幹線〜駅ビルのレストラン〜地下鉄〜徒歩10分で名古屋場所が行われているドルフィンズアリーナまでの間は、着物の蓄冷効果があって、暑からず寒からずで快適に移動できました。

ドルフィンズアリーナの会場内のすり鉢状に配置された枡席は狭く、人の熱気と照明で、かつ、今回は1つの枡席に4人で行ったのでさぞかし暑い、狭い、きついと思ったのですが、持参した座椅子と、冷たいビールのおかげか、扇子片手にあおぎつつでしたが、比較的気持ちよく観戦できました。横綱や大関などの欠場があっても、元気な若手が出てきて楽しい場所した。

次の日は、同じような気候だったのですが、素肌に直に綿の浴衣を着ていたら、エアコンの中にいてから少し外にでて水撒きをしただけなのに、滝のような汗をかきました。これはどういうわけなのでしょう。麻の襦袢の吸水、冷感効果がすごいのか、襦袢を着るという気合のせいなのか?

肌着から襦袢、着物に汗がスムーズに移動していって、その間に蒸発する際の気化熱が奪われて涼しく感じるという自然な放熱効果があるのかもしれません。浴衣1枚だと肌に触れているところといないところがあるので、汗をスムーズに吸収できず、肌と浴衣の間の空気が温まりやすくて体感が暑くなるのかもしれません。あくまでも個人的な感想です。

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